■ デジタル時計のスイッチ不良を直そう!
report: 2003/12/24


皆さんのシティに付いているデジタル時計は、時刻調整用のスイッチがバカになっていませんか?どうもこのスイッチ、引っ込んだままで戻らなくなるものが多いようです。押しても時刻が調整できないものや、振動でスイッチの接点が接触してしまい、時間が狂ったりするものもあります。

そこで oga-EG では、このスイッチの交換に挑戦してみました!



デジタル時計をバラすのは簡単です。緑の丸印をつけたビス 4 本を外せば簡単に分解できます。

ちなみに、配線の接続は写真のとおりです。



これが問題のスイッチです。

右が正常な状態。左が戻らなくなった状態です。この時計の場合は 4 つとも戻らなくなっていました。これと同じスイッチが手に入れば話は簡単なのですが、残念ながら秋葉原でも見つけることが出来ませんでした。



そこで、手に入るスイッチを改造して取り付けることにしました。

左がもともと付いていたスイッチ。右が今回購入したスイッチ(\50)。真ん中が購入したスイッチを改造したものです。



改造したスイッチをちょっと浮かせる感じで取り付けます。後ろの蛍光表示管の足とのクリアランスが少ないので、蛍光表示管の足にテープを貼って絶縁しておきましょう(次の写真参照)。



同様に 4 つとも交換します。

ちなみに緑丸のトリマーは誤差調整用です。誤差が大きい方は元の位置がわかるようにマーキングしてから調整してみましょう(残念ながらどちらに回すと速くなるのか調べませんでしたので、挑戦した方がいましたら結果を教えてください!)。



あとはスイッチを押すレバーの取り付けですが、スイッチの頭の形状が異なります。もともと付いていたものが十字形、購入したものが四角形なのでそのままでは付きません。そこでレバーの十字の切り込みの部分を 3.5φのドリルで拡大しました。



レバーを 3.5φ のドリルで加工しただけだと少しぐらぐらなので、スイッチの頭に薄い両面テープを巻いてクリアランスがなくなるようにしてから装着しました。

左から 3 つのスイッチは時刻調整用ですが、一番右のスイッチは何用か知っていますか?実はキーを挿していないときにデジタル時計のスイッチカバーを押すと、カバーがこの黒いレバーを押して時刻を表示してくれるんです。皆さん、知っていましたか?



これで完成です!