■ カギに合うキーシリンダーを作ろう!
report: 2004/04/02


皆さんのシティは磨耗やイタズラでキーシリンダーを交換することになり、ドアとイグニションのキーが別々になったりしていませんか?これ、不便ですよね〜。そこで、キーに合うキーシリンダーの作成に挑戦してみました!

# 悪用しないでね〜!



まず、カギ穴のフタを復活させよう! を参考にキーシリンダーを取り外し、表のキャップを取り外します。



オシリについているパーツをバラします。組み立てる時に間違えないように覚えておきましょう。



ちょっと判りにくいですが、矢印の先のプレートがシリンダーが回らないようにロックしているプレートです。



シリンダーを後ろから押しながら、鍵穴から細い棒でプレートを 1 枚づつ押さえてシリンダーを取り出します。今回は CD のイジェクトツールを使いましたが、ゼムクリップを伸ばしたものでも良いでしょう。



シリンダーを取り出すとこんな感じです。



シリンダーからプレートを抜いてみるとこの 3 種類があります。矢印部分の厚さが異なります。左から、キーの細い部分用、中間用、太い部分用のプレートです。

解体車などから入手したキーシリンダーよりこのプレートを取り出し、キーに合わせてプレートを組み込めば、キーに合うシリンダーが作れるわけです。

2 本のキーで切り欠きの向きが違う場合は、メインにするキーに合うキーシリンダーも見つけなければなりませんね。



このようにキーに合うプレートを揃えます。

プレートの形状が 3 種類、プレートが 6 枚、キーの切り欠きが 2 種類ということは... シティの場合 1/1458 の確率でキーが合うってことですね ^^;

ちなみに写真のキーは解体車のものなので、このキーをコピーしても oga 号のキーは開きませんので念のため ^^)



シリンダーにはプレートを押し上げておくスプリングが入っています。このスプリングにプレートの出っ張りが乗る向きにプレートをセットしていきます。



セットが完了したらシリンダーにキーを差し込み、プレートを引っ込めた状態で本体に組み込みます。

プレートがセットされる部分は、肉厚が厚い方と薄い方があるので写真の向きにセットします。逆にセットするとキーが抜けません ^^)

ここでキーを挿した状態でスムーズに回れば OK です。
ただ、今回テストしたキーではキーの磨耗によるものかプレートの磨耗によるものか、少し引っかかり感があり、プレートの出っ張りの部分を少し削らないとスムーズに回りませんでした。まぁ、この辺は現物合わせで調整ですね。



オシリに付くスプリングはこんな感じで掛けます。

あとは最初の写真と カギ穴のフタを復活させよう! を参考に、補修用のキャップを使って組み立てて完成です!